陸自輸送ヘリに緑色レーザー光…宮崎上空で昨秋

陸上自衛隊西部方面総監部(熊本市)は10日、昨年10月に宮崎県諸塚村上空を飛行していた陸自の輸送ヘリコプターにレーザー光が照射されたと発表した。陸自は重大事故につながりかねない危険行為として、宮崎県警に被害届を提出した。

 発表によると、昨年10月24日午後7時25分頃、訓練を終えて西部方面航空隊高遊原分屯地(熊本県益城町)に戻る途中だったヘリの副操縦士に向けて、進行方向の左下方向から約1分間にわたって、緑色のレーザー光が照射された。副操縦士は一時的に左目が見えにくくなったが、その後の視力検査では異常がなかった。